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Vol.33 授業体験会の裏側で—静かに育つ思いやりの心

昼休みのこと。校舎内を歩いていると、技術室の方から「ガガガガッ」と軽やかな音が聞こえてきました。何の作業だろうと気になってのぞいてみると、そこには中学2年生たちが一心に木材を加工している姿がありました。

 

彼らが取り組んでいたのは、7月21日(月・祝)に開催される「授業体験会」の技術の授業で使用する教材の準備。体験に来てくれる小学生のみなさんに、ものづくりの楽しさを感じてもらえるようにと、一枚一枚丁寧に木を切り出し、形を整えていました。

 

驚いたのは、その作業が先生に言われてやっているのではなく、昼休みの時間に自分たちの意思でふらっと立ち寄り、自然と手伝いに加わっていたことです。
「来てくれる子が楽しんでくれたらうれしい」——そんな思いを胸に、黙々と作業する姿からは、他者を思いやる心や、自ら行動する力が着実に育っていることを感じます。

 

こうした日々のささやかな場面にこそ、開智所沢が大切にしている「将来に強い子」の姿が表れているのかもしれません。

 

7月21日(月・祝)の授業体験会では、実際にこの木材を使って技術科の授業を体験していただけます。
また、9月15日(月・祝)にも授業体験会を予定しております。どちらも事前予約制となっておりますので、ご興味のある方はぜひお早めにご予約ください。

 

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

丁寧に木材加工をしています

材料を次々と生産していきます