探究の学び

疑問や課題を解決する「探究型の学び」で
「新しい社会」を創る原動力となる力をつける
疑問や課題を解決する「探究型の学び」で、「新しい社会」を創る原動力となる力をつける

開智所沢の探究型の学び

授業や進路学習から学校行事まで、あらゆる場面で「探究型の学び」を展開しています。探究型の学びとは、生徒が発見した、あるいは教員から示された素朴な疑問や社会の課題、学問での未解決の問いなどを、それまでに培ったさまざまな「力」を使って、推測・予想し仮説を立て、観察・実験や、文献からの調査によって検証・考察し、その成果を発信するプロセスです。
また、活動の最後には振り返りと自己評価を行い、次の探究活動をさらに高いレベルへと積み上げていきます。これらの活動では、正しい「解答」を出すことよりも、どのように考えたのかという思考のプロセスを大切にしています。じっくり考え抜くことによって、将来さまざまなことにチャレンジするための原動力となる力をつけます

探究サイクルを繰り返すことで探究のレベルが向上

創造力、構想力、企画力を育成する探究的な行事

学校行事の中で、生徒が主体的に企画・運営する行事が、体育祭、文化祭、合唱祭です。これらの行事を、生徒主体の実行委員会を組織して実施します。生徒自身が、「行事の目的は何か?」「どのように行うか?」などを探究的に考え、活動することになります。実行委員会のメンバーは、次のような手順で準備をすすめていきます。

①行事の進め方、計画の立て方について情報を集める

他の兄弟校を訪問し行事の概要調査、過去の行事のパンフレットや動画などの収集、関係者へのインタビューなどを行います。

②行事の目的を明確にし、何に焦点を当てて今年の行事を行うかを考える

学校の教育理念や教育目標を参考に、学校の目指している教育の方向性や生徒自身の理想に則り、行事の目的や掲げるテーマを決めます。具体的に行事の中に組み入れたいことを調査して、目的やテーマを決めることで、行事が盛り上がります。

③準備期間および当日行う、具体的な内容の検討

行事の準備期間の活動についても可能な限り具体的に計画を立て、準備していきます。行事の当日は、実行委員会が中心になって行事を運営していきます。

④振り返り

行事では、動画などの様々な記録を残し、実施後は生徒へのアンケート調査を実施します。これらの情報をもとに、生徒全員に振り返りをしてもらい、行事がどのように成功したのか、しなかったのかを含め、準備から行事の終了までを自分たちで評価を行います。これらの評価から翌年の行事をさらによりよいものへと発展させます。

このような活動を通して、イベントを運営する力だけでなく次回のよりよい行事を創るための洞察力や構想力が育成できます。また、これらの行事の実行委員会メンバーは、自分の好きな事を通して、人のために活動し、皆が喜び、楽しむ様子を通して、貢献することの意義を学んでいます。

 

授業だけではなく行事でも探究を深め、人間として大きく成長できることが開智所沢の魅力です。