新着情報 開智所沢中等教育学校 > ブログ > Vol.21 「考える」が止まらない授業 新着情報 新着一覧 生徒の取り組み イベント お知らせ 入試情報 ブログ Vol.21 「考える」が止まらない授業 2025.06.03 ――教員も生徒も探究する、開智所沢の授業づくり 「探究の授業」と聞くと、グループでの話し合いや実験など、にぎやかな活動を思い浮かべる方もいるかもしれません。でも、開智所沢の「探究」は、それだけではありません。 たとえば、ある日の中学1年生の英語の授業。教員と生徒のやりとりは、英語と日本語を交えて進んでいきます。生徒が取り組んでいる課題に対して、先生からは「なぜ?」「Why?」と問いかけ。単なる答え探しではなく、「なぜこの課題に取り組むのか?」という背景までを一緒に考える授業が展開されていました。 https://secondary.kts.ed.jp/wp-content/uploads/2025/05/English1.mp4 「Why?」と問いかける 中学2年生の英語の授業では、動詞の過去形「-ed」の発音「/d」「/t」「/id」の違いについて学びます。ただの音声の違いを丸暗記するのではありません。日本語の「あんこ」「あんた」「あんまん」といった言葉を引き合いに出して、「”ん”の発音って、実は違うよね?」と問いかけながら、発音の仕組みに迫っていきます。まだまだよくわからない英語という言語について、慣れ親しんだ日本語から学びを深めていく、そんなユニークなアプローチがここにはあります。 https://secondary.kts.ed.jp/wp-content/uploads/2025/05/IMG_0793.mp4 日本語から英語を考える 中学2年生の社会では、「探究するための土台づくり」として知識を丁寧に積み上げていく時間。先生のテンポよい語りに、生徒たちは引き込まれ、気づけば次々と飛んでくる問いに自然と答え、考えを深めていきます。板書も問いの形になっていて、「知ること」がそのまま「考えること」へとつながっています。 https://secondary.kts.ed.jp/wp-content/uploads/2025/05/IMG_0789.mp4 生徒のつぶやきが授業を加速 このような授業をつくっているのは、ひとりの先生ではありません。開智所沢では、定期的に教科ごとの会議を開き、「この課題の意味は?」「何を考えてもらいたい?」と教員たち自身が問いを立てながら、協働で授業を設計しています。 生徒が考える授業を支えるために、まず教員が考える――そうして生まれるのが、開智所沢の「探究の授業」なのです。 教員同士の教材研究も活発に