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Vol.73 開桜祭2025 - 生徒たちの「楽しい」と「究める」があふれた2日間
11月1日、2日と2日間にわたって開催した開桜祭。まだ2回目の文化祭ですが、校内には生徒たちのエネルギーが満ち、来場者の皆さまにもその空気がしっかり伝わった2日間となりました。
朝早くから教室に集まり、「ここ、もっと分かりやすくなるかな?」「入口の案内、書き直すね!」と声をかけ合う姿はどのクラスでも見られました。本番直前まで工夫を重ね、よりよい企画をつくろうとする表情には、頼もしささえ感じます。
とくに1年生の「3番出口」は、多くの方が足を止めてくださった人気企画です。探究で学んだ要素をゲームに組み込み、行列の待ち時間にも「こうしたらもっと良くなるよね」と生徒同士で話し合う姿が印象的でした。迷路や脱出ゲーム、お化け屋敷、鉄道研究部のプラレールや折り紙展示、探究のポスター発表など、どの教室にも“好き”を形にした空間が広がり、来場された方からも「本当に楽しそうに活動していますね」と温かい言葉をいただきました。
展示をご覧いただいた方に、生徒が自分の言葉で説明している姿は、本校らしさが表れた場面の一つです。「これ考えるの大変だったんですよ」と嬉しそうに語る表情からは、つくり手としての誇りが感じられました。また、開桜祭は生徒が動かす行事でもあります。案内や待機列の整理、呼び込み、説明など、どの場面でも自分から動く姿が見られました。企画に入る前に「楽しんできてください!」と声をかける姿や、困っている方を見つけたらすぐに案内する姿、そして最後に「ありがとうございました!」と笑顔で頭を下げる姿……。日常の延長にある当たり前の行動が、文化祭という舞台でより輝いて見えました。
アンケートでは「来年がもっと楽しみ」という嬉しい声も多く、生徒たち自身もすでに来年度に向けて話が弾んでいるようです。「もっとこうしたい」「来年は人数も増えるから、さらにできるよね!」という言葉から、開桜祭の成長がこれからも続いていく予感がしました。まだ人数も文化祭の歴史も浅い学校ですが、そのぶん生徒の手で一つひとつつくり上げていく良さがあります。来年度も“開智所沢らしい”文化祭を目指して、生徒とともに準備を進めていきます。
ご来校いただいた皆さま、温かいお言葉をくださった皆さま、誠にありがとうございました。これからも、生徒のチャレンジと学びが表れる学校行事を大切に育ててまいります。
中1もクラス企画を行いました
2回目にして恒例行事となったアンブレラスカイ
体育館を貸し切っての軽音ライブ
メインホールでは探究発表も



