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Vol.48 東京学芸大学・小林晋平教授監修 物理実験講座を実施しました

 夏季特別講座として、東京学芸大学の小林晋平教授監修による特別な物理実験講座を実施しました。今回、中学1年生を対象にしたテーマは「音」でした。

 

 生徒たちは受験勉強を通して音について大まかな知識は持っていましたが、実際のところ音がどのように伝わっているのかを数々の実験を通して確かめました。スピーカーの音でろうそくの炎が揺れることや、声を出したときに喉に触れると振動を感じること、さらに風船を持って声を出すと揺れが伝わることなどを体感し、音が「振動」であることを実感しました。

 

 糸電話の実験では、空気以外の物質でも音が伝わることを確認しました。金属やスズランテープ、風船を使っても声が届くことに、生徒たちは驚きの声をあげていました。また、音を電気信号に変えて伝える実験にも挑戦し、スピーカー同士をつないで「電気バージョンの糸電話」を試しました。糸がたるんでいても、ぐちゃぐちゃにしても声が届くことに新たな発見をしていました。

 

 さらに講座の後半では、スピーカーやマイクを実際に組み立てる活動にも取り組みました。「駅から学校までつながる巨大糸電話は作れるのか?」という問いをきっかけに、曲げられる糸電話や超長い糸電話などにも挑戦し、楽しみながら理解を深めていきました。こうした体験を通して、中学1年生たちは「音」という身近な現象の奥深さを感じ、科学を学ぶ面白さを実感することができました。

 

 同日、中学2年生は「光」をテーマとした実験講座を受講しました。身近な自然現象を実際に体験しながら学ぶ時間は、生徒たちにとって大きな刺激となったようです。

 

 開智所沢では、こうした特別な体験を通して、生徒一人ひとりが「なぜ?」を探究し、科学の面白さに気づくきっかけを大切にしています。今回の講座で学んだ驚きや発見が、これからの学びへとつながっていくことを期待しています。

スピーカー作りに挑戦

作成したスピーカーから音は聞こえたかな?

大学生からの授業は大きな刺激となりました

小林教授による講座も大盛況でした

監修 小林晋平 教授 (宇宙物理学者)

東京学芸大学教育学部物理科学分野 教授。
慶應義塾大学自然科学研究教育センター協力研究員。
学校法人開智学園理科教育顧問。
京都大学理学部卒業。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。
博士(人間・環境学) 。専門は宇宙物理学および物理教育。
一般向けの科学イベントや講演会での講師を多数務め、

Eテレ「3ヶ月でマスターするアインシュタイン」の講師として全12回の出演。