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Vol.06 【1・2年生合同】2泊3日TBCに出発!
いよいよ、1・2年生合同TBC(チームビルディングキャンプ)がスタートしました。
開智学園の中でも最大規模の行事となる本キャンプには、700名近くの生徒が参加しています。
この行事は、2年生が1年間かけて築いてきた開智所沢の文化や雰囲気を、1年生へと伝えていく貴重な機会であり、共にこれからの学校を創っていく「仲間」と出会う場でもあります。今回は、2年生の実行委員が中心となり、企画・運営のすべてを担っています。半年以上にわたる準備を経て迎えた本番。自分たちの手でキャンプをつくり上げるという強い意志と責任感が、一人ひとりの行動から伝わってきます。
キャンプ初日、現地に到着してまず行われたのは、探究班での再合流でした。事前に顔合わせを済ませていたとはいえ、慣れない場所・大人数での動きに戸惑いがあり、当初の予想以上に混乱が生じる場面も。集合や動線の確認といった基本的な部分にも、まだまだ課題が見えてきます。しかし、すべてが計画通りに進むわけではないからこそ、その都度振り返り、よりよくしていくことが大切です。この経験が、確かな成長へとつながっていくことでしょう。
続いて行われたのは「ホテル探検」。広い会場をめぐりながら、少しずつ場所や仲間に慣れていく時間です。
そしてその後は、2年生による個人探究の発表会。多彩なテーマ、工夫を凝らした発表が並び、1年生にとっては刺激的な時間となりました。2年生の真剣な姿勢や探究の深まりから、探究とは何か、どんなふうに取り組めるのかといったイメージが自然と伝わっていたようです。
夕食はバイキング形式で行われました。食事もまた、チームビルディングの一部。自分のことだけでなく、まわりに気を配ること、声をかけ合って動くこと——集団でのマナーや協力の大切さが、自然と求められる時間です。緊張感のあった初日にも関わらず、互いに声をかけながら動く姿が随所に見られました。
そして1日の締めくくりは「クラスアワー」。ここでは、クラスごとに自己紹介をしたり、係・委員会決めを行ったりしました。はじめて話す仲間も多い中で、自分の言葉で語り、相手の話に耳を傾ける姿が印象的でした。「同じクラスになる」という関係を、どう深めていくか。その第一歩を踏み出す大切な時間となりました。
始まったばかりのTBCですが、すでにさまざまな経験と学びが詰まった一日目となりました。この数日間を通して、生徒たちがどのように変化し、どんな絆を築いていくのか——これからが本当に楽しみです。

個人探究発表の様子 ①

個人探究発表の様子 ②
生徒の声
1年生の声
「2年生の探究発表がすごくて、自分も早くあんなふうに発表してみたいと思いました。ちょっと緊張したけど、いろんな先輩が声をかけてくれて安心しました。」
「クラスアワーで初めて話す人が多くてドキドキしましたが、自己紹介をし合って、少しずつ打ち解けられた気がします。明日からもっと仲良くなれそうで楽しみです。」
2年生の声
「私たちの代には先輩がいなかったので、こういう行事をどうつくればいいのか手探りでした。でも今日、1年生が楽しそうにしているのを見て、頑張って準備してきてよかったなと思いました。」
「探究班の誘導とか大変だったけど、思ったより自分たちで何とかできて、ちょっと自信がつきました。みんなで改善しながら、明日はもっとスムーズに進めたいです。」