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第2回入試の振り返り合格制度について

日ごろから多くお問い合わせを頂戴しております、「第2回入試」の振り返り合格制度についてのご説明を「入試情報」のページに追加いたしました。

「入試情報」のページからご確認いただくか、以下の説明をご覧ください。

第2回入試 振り返り合格制度について

第2回入試では、通常の合否判定に加えて、過去の入試結果を踏まえた追加の合否判定を行います。ここでは、具体的な例をお示ししながらご説明します。

 

例えば、A、B、Cさんの3名が各受験回で以下のような点数を取ったとします。この3人の受験生を例にとって、第2回入試の合否判定のしくみについてご説明します。

 

第1回入試

特待A入試

特待B入試

算数特待入試

第2回入試

Aさん

210点

150点

163点

40点

275点

Bさん

215点

160点

140点

40点

240点

Cさん

200点

130点

145点

42点

245点

合格基準点

220点

170点

165点

50点

250点

A特待 280点

準特待 270点

 

第1段階

第1段階の合否判定では、第2回入試の結果のみを用いて判定します。

Aさん 275点→準特待合格

Bさん 240点→不合格

Cさん 245点→不合格

 

 

第2段階

第2段階の合否判定では、第1段階の判定で不合格と判定された方を対象とします。第2段階の合否判定では、それぞれの入試回の難易度を踏まえて、過去の入試回の基準点を変更してそれぞれについて判定します。[1]

 

その結果、以下の表のように合格基準点が変更されました。

 

第1回入試

特待A入試

特待B入試

算数特待入試

Bさん

215点

160点

140点

40点

Cさん

200点

130点

145点

42点

変更後の合格基準点

210点

140点

45点

 

ここで、特待B入試の合格基準点に「-」がついています。これは、調整後の合格基準点が正規の基準点「165点」を上回ってしまったことを意味します。この場合は、特待B入試については振り返りの合格判定は実施されません。

 

この基準点を用いると、Bさんは「第1回入試」と「特待A入試」で基準点を上回っています。そのため、Bさんは「第2回入試を合格と判定されます。ここで、「特待A入試を合格」となるわけではないので、一般合格となります。

 

一方で、Cさんはすべての基準点を下回っています。そのため、Cさんは「第2回入試を不合格と判定されます。

 

 

3段階

第3段階の合否判定でも、これまでの2段階で不合格と判定された方を対象とします。第1回入試を受験していた場合に、第2回入試の点数に30点を加点して、合否を判定します。

 

例えば、Cさんは第2回入試で245点取っていますから、30点を加点して、275点となります。合格基準点の250点を上回るため、Cさんは「第2回入試を合格と判定されます。

 

ここで、Cさんは加点後に第2回入試の準特待の基準点「270点」を上回りますが、これによって準特待合格となることはありません。特待合格は、あくまで第1段階でのみ判定されます。

 

 


[1] 具体的には、下記の手順で合格基準点を調整します。

① 第2回入試の合格基準点の偏差値を算出する

② 過去の入試回で同一の偏差値となる点数を新たな合格基準点とする